現代のサッカー、というか、2013年時点のサッカーは、たとえば2004年時点のサッカーとは違う。その違う点を今のFMは反映しきれていない。
たとえば、スウォンジというチームがある。去年キャピタルワンカップを制したチームだ。
http://soccertentyou.blog.fc2.com/blog-entry-93.html
ここのブログを読むと、このチームの鍵はブリットンが見せる相手を引き付けるラニングだということだ。こういう、相手のプレスやマークを逆に利用して、スペースを生み出す、というプレイをFMの選手はしない。よって、弱いチームだとひたすら弱く、強いチームはただ個人技の強さで勝つということになりがちだ。
また、攻撃時と守備時でフォーメーションが違うというのが現代サッカーの定番だが、これも再現できていない。
この二点に共通するのは、ポジショニングの意味にある。
まず、フリーラニングで相手を引き付けるというのは、これは自分のポジショニングを変えることで相手のポジションを変え、結果的に味方に有利なスペースを生む、ということだ。
次に、攻撃時にフォメが変わるのは、守備時には相手にぴったりと合わせたポジショニングを取らないといけないのに対し、攻撃時には逆に相手のポジショニングを外したポジショニングを取らないといけないからだ。
というわけで、現代サッカーでは、ポジショニングがいまもっともナウい能力となっている。よく言われる中央突破ができるかどうか、というのも、要するにポジショニングの問題にほかならない。これについては、先ほどあったシティ対ウナイテッド戦のレビューで詳しく解説されている。これだ
http://soccertentyou.blog.fc2.com/blog-entry-114.html
FM的には、いまポジショニングは守備時のみに意味がある能力となっている。しかし、これは近年のサッカーの潮流を見ると、攻撃時にも意味がある能力のはずなのだ。FM内では香川のポジショニングの能力は低いが、本当はもっと高いはずなのだ。
FMでは、オフザボールという能力がある。これはポジショニングにちょっと似ている能力だが、少し違う。これは見方がボールを持った時にいい位置でボールを貰えるように動けるかどうか、という能力だ。これに対しポジショニングは、ボールをもらう位置に動くのではなく、味方にスペースを生み出す位置に動く能力なのだ。非常に地味な能力で、これを評価するだけのサッカー観をもった人間というのはあまりいないらしい。なのでなおのことFMにはガンバってほしいものだ。
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