2015年9月23日水曜日

GK川島のFM内での立ち位置

以前、あるFM系ブログの日本人選手の能力設定という記事で吉田がCA128/PA129、川島がCA118/PA130という設定になっていると話を見たことがあった。

実際、FM2015内での川島の能力はCA110台になっている。


まあ、FMの能力値設定が正確かどうかはおいておいて、GKでCA110台というのはどれくらいのものなのだろうか? 調べてみると、これはイングランド二部の下位のチームとか、フランスのリーグ2とかで一軍の能力値だ。ベルギーの一部でもスタメン扱いとしてはギリギリで、サブならまあ十分という能力。

ゲームとはいえFMはイギリス人による客観的評価を反映して能力値つけているので、これが欧州での川島の評価と思って間違いない。どう考えても欧州や南米のトップリーグの一部でプレイする能力値ではないし、欧州カップ戦に出れる能力値でもない。

2015年9月の時点で川島は無職のままだが、日本代表正GKという肩書が彼のプライドを評価以上に上げてしまっていることが原因じゃないかな。

ところで、有志制作のJのデータ見ると、J1の正GKはみんな川島より能力高く設定されてて草。まあ、一人ひとり数値設定しているわけじゃないだろうから適当になるのもわかるけど、日本のGKとかCA70くらいが正当な評価だと思う。Jの試合見てると、彼らのレベルのあまりにも低さが毎回よく分かる。

2015年9月21日月曜日

首位のクラブを入れ替えてゲームを始める方法

ちょっとこれを見てほしい。


2014-15シーズンのリーガBBVAの順位…よりも得点を見てほしい。上位2チームで228得点とっている。これ、リアルを反映したFMでも同じような傾向がある。

FMをやってると開始後何年もずっと同じメンツがリーグを制覇し続ける。これに飽きるという向きもあると思う。これを防ぐために取れる方法がいくつかある。

一つはクラックされたFMRTEなどを使って破壊したいクラブの資金をマイナスにしておく方法。与える負債は、クラブの価値としてゲーム上に表されている額だけあげてしまおう。これで、クラブは負債を0にするために選手を全部売らないといけなくなるか、破産して下位のリーグに落とされる。クラックされたツールはググレば出てくる。

もう一つは、複数のマネージャーを追加して破壊したいクラブの監督に就任させる。そして主要な選手をすべてクビにするか、売り払う。これだとクラブの資金はそれほど減らないが、それでも立て直すのに時間がかかる。そのあいだにクラブの名声が十分に落ちれば二度と上には上がってこれなくなる。追加した監督は用事を終えると辞任する。

ひとつ目の方法であるクラブの資金を減らした場合、その分の資金をほかのクラブに移してもいい。下位のリーグのクラブにとんでもない額のお金をあげてしまうと、そのクラブはどんどん下克上してトップリーグに上がってくることだろう。Jのクラブを複数強化してもいいし、どうせならアジアのクラブ全体を強化して、ACLが世界最高の舞台になるように調節しても楽しいかもしれない。その場合、ゲーム開始時に必要なだけのリーグと一緒に開始するのを忘れないようにしよう。

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さて、上の1の方法を実際にやってみたところ、ビッククラブの資産価値を減らすのはほぼ無理だということが判明した。どんなに資金をマイナスにしてみてもすぐ回復してしまう。2の方法で選手を全部売っぱらうのが一番いいかもしれない。

2015年9月20日日曜日

FMとプレミアの戦術的遅れについて

ライカールトさんがCLで勝てないプレミアのチームについて以下のように書いていた。
「プレミアリーグのチームは良くも悪くも一様であることが多い。彼らが欧州で結果を出したのは、金銭的な成功による選手の質の向上、もともど備わっていた11人による素早いハードワークと攻守の切り替えがサッカーの進化の流れと重なったからである可能性が高い。いわゆる偶然の産物。」
らいかーると「プレミアリーグ以外のチームでの選手のスプリント化がすすみ、もともともっていた戦術の多様性があいまって、走れて戦術的に戦えるチームが出てきている。例えば、アトレチコ・マドリー対バルセロナのように試合中にシステムが変わり、それに対応するみたいな。これが一様な戦術のチームにはなかなか難しい。もちろん、選手を入れかえることで、一様でないようにチームを変化させることはできる。プレミアリーグのチームが欧州で結果を残すためには、アーセナルがときどき自陣に撤退するように相手を観てサッカーができるかどうかにかかっている、、、。、気がする。それでも選手の質は間違いないので、押し通せる気がしないでもないが。」ここより
何度も言うようにFMはイギリス人が作っているので、プレミア的な戦術の遅れがゲームにも見られる。

具体的には、選手の能力値に「戦術理解」みたいな項目がないし、CPU監督の戦術やフォメ選択がすごく適当だったりする。試合中に攻撃時(ボール保持時)と守備時のフォメを変える設定とかもできないし、攻撃のコンビネーションプレイとかも戦術自体として設定がなく、選手のひらめきにまかせている。セットプレイもほうり込み時点の設定しかなく、二手目三手目の設定がない。

なんでこんな文句を言うかというと、欧州では、というかプレミア以外の欧州トップリーグでは守備時にも攻撃時にも細かい戦術を使ってやっているからだ。ここで言う戦術とは「決まり事」のことだと考えるとわかりやすい。見方や敵のある動きに対して一連の動きを次々と行うこと、これが戦術だ。

たとえば、守備のときの決まり事とは、以下の様なものだ。


これを見ると、4-4のラインでの守り方というのが完全に決まっていることがわかる。欧州では、プレミアでもたとえばチェルシーなんかではこういう守備をしている。

これのキモは、アタックする人とほかの人との連動にある。アタックはつねに一人で、カバーするほかの残りはきちんとスライドする。これが4-4の守りの基本となっている。ところが、FMではこういう統率のとれた守備をしない。まあそれでも、Jの守備なんかよりはずっといい守備をFMの選手はするのだが。

もちろん、守備に関してはこれ以外にも様々な方法がある。プレミアではFMみたいな個々人の能力に頼る守り方をするし、レヴァークーゼンではとにかくアタックするという守り方をする。こういうの、FMでも守備の基本姿勢として設定できるといいのにな。

さて、攻撃についても、やはり決まりごとがある。これ、2000年代前半には世界中でまだまだ攻撃は選手のひらめきにまかされていたのだが、現代ではオートマチックな動きで攻めるというのが多くなっている。2002年と2014年のW杯決勝を見比べるとこの変化は一目瞭然だと思う。

2014年W杯でブラジルがドイツに負けたのは、ドイツの組織的な攻撃にひらめきを頼りにするブラジルの攻撃と守備が耐えられなかったからだ。たとえ選手の能力に差があったとしても、あのレベルであんなに大量な失点をするというのは、戦術に根本的な欠陥があったということだ。というより、ブラジル側に戦術の欠如があった、という方が正しい。

これ、Jでもブラジル人監督や選手が結果を残せなくなっていることとも関係するのだが、それについていい記事がBlog版蹴閑ガゼッタにあった。「ブラジル人選手、監督が結果を残せなくなった理由」これだ。ここでは、現代ではオートマチックに高速化された攻撃が標準となってきているのに対し、ブラジルではまだ選手のひらめきまかせのサッカーをしているし、教えている、ということが書かれている。
そこまで高度に戦術化されたサッカーの中では、個人のコンビネーションとかアイデア、判断力といった「自由」が介在する余地は極めて少なく、と言うかむしろ判断が介在すると間に合わないレベルにまでオートマティズムが徹底されていると言って良いでしょう
同じことを日本で行われた川崎VSドルトムントの試合を見ていても思った。ドルトムントの攻撃も守備もオートマチックなのに対し、川崎は守備も攻撃もいちいち考えているようで、しかもその判断がすべてハズレている、という感じだった。時差と移動で疲れているのはシーズン中の川崎かってほど。ドルと川崎では選手の差以上に、やっているサッカーの質の差があった。「サッカー脳が大人と子供ぐらいの差がある」とのBlog版蹴閑ガゼッタさんの言葉は本質をついている。

攻撃や守備に決まりごとがあるかどうか、ボールつなぎや動きで決められた動きをしていればうまくいく、そういうことを練習でやっているかどうか、それが川崎とドルの差であり、ブラジルとドイツの差であり、プレミアとブンデス/セリアとの差である(守備に関してはプレミアもそれほど遅れてないが)。Jは問題外。Jでは組織的な守備を指導する監督は嫌われて解任されるくらいだから、オートマチックな攻撃を教えるような監督は今後も出てこない。

攻撃の戦術はハンドボールやバスケで発達していて、サッカーもそれを取り入れている。例えばこういうの

こういう組織的な動きを全員がイメージして共有する。こういうのを練習に組み込んでいるかどうかが現代的なサッカーかどうかの分岐点なわけだ。

冒頭で選手に「戦術理解」の項目がいると書いたのは、上のようなことを踏まえてのことだった。FMには設定している戦術の熟練度はあるが、それはチームとしてのである。これに対して、選手ごとに戦術に沿った動きをするかしないか、という違いはあってもいい。しかしそれは、守備にも攻撃にも戦術が設定できるということが前提になるが。

とにかく、いまのFMに戦術の多様性がないのは、これを読むだけでも明白だろう。クラシックモードという簡単なモードがあるんだから、普通のモードはもっと複雑な戦術設定ができるようになってもいいのだが…

2015年9月19日土曜日

FMにおけるFWの役割

今回はFWといポジションに求められること、というポイントについて書きたい。

サッカーというのは点を取らないと勝てないゲームなので、FWに求められるのは点をとることである。これがまず第一。サッカーの監督というのはFWが点を取れば解任されないが、点を取らなければ解任される。監督にとってFW以上に大切な選手はいないし、運命共同体の相手である。それほど、FWには点をとることが求められる。よく日本人選手が「欧州では点をとることが求められるし評価される」というけれど、そうでない日本が異常なだけ。FMでもFWの調子が悪くて解任された経験がある人がいるはず。

次にFWに求められるのは、ボールキープ力やラストパスを出せるかどうか、という能力になる。FWにはおおまかに言って二種類いて、点を取ることしかできないタイプと、それに加えてボールキープとかもできるタイプ、この2つである。Jには守備しかできないタイプのFWとかもいたが、これは例外。

ツートップの場合は、片方が純粋なストライカータイプ、片方はオールラウンダータイプにしてもいいが、ワントップの場合はオールラウンダータイプでないと詰む。2014/15のドルトムントでインモービレをワントップにしてチーム崩壊したのは、彼が純粋なSTタイプなのにボールキープを求められていたからである。

(FM2015でのインモービレの能力。チームワークやパスが低く視野が狭い。判断力も10とクソ。もたもたしてる間にボール取られるタイプ。隠し能力値はもっと低くてもいい)

同じように、2014/15のプレミアでゴール量産したオースティンをどのチームも引き抜かなかったのは、彼が純粋なSTタイプと見られているからだ。

(視野が10。ほかはそこそこなので使えるかもれしないのだが…)

さらに言えば、柿谷がバーゼルでベンチにすら座れないことが多いのは、やはり彼が純粋なSTタイプと見られているからだ。

(視野もあるしパスもうまいけど、運動量とチームワークがいまいちかな…)

もっともっと言えば、バロテッリがどのトップクラブでも大して活躍できなったのは、彼が純粋なSTタイプで、なおかつチームワークをせず運動量も少なかったからだ。FWのフィジカルというのはとても大切だが、それだけでは意味が無いということのよい例だ。

(バロの能力値。運動量とチームワークが死んでるw。でもこれでも能力値高すぎて、FM内では得点王とっちゃうんだよなあ・・・)

このように、現代サッカーではワントップのFWに求められる役割が増えている。はやりの「0トップ」とか言うのも、FWが中盤にまで降りてきてボール回しやキープに参加するというものだ。FWのキープ力とドリブル力、そしてパス力が以前よりはるかに要求されるようになっている。これはFMでも、ワントップで戦う場合に実感できると思う。

(0トップもできるテベスの能力値。ドリブル・パス・ロングシュート・運動量などの能力が高いので中盤でも使える)

FWが一人で前線でボールを持っても、ゴールまで遠い時は、仲間が上がるまでボールキープしてパスをだすか、ドリブルで突破するしかない。ただシュートがうまいってだけではワントップは務まらないわけだ。もちろん、チームが圧倒的に強い場合はつねにゴール前まで押し込めれるので、純粋なSTタイプをワントップにしていても問題ない。

(レヴァの能力値。キープできてパスも出せる。世界最高のFWの一人)

これ、日本代表とかでも典型的な問題としてあるよね。アジア相手だと純粋なSTタイプをワントップにおいていても問題ないが、南米や欧州の強豪と当たる場合はオールラウンダータイプを置かないとキツイわけだ。とはいえ、FWではなく、AMCの本田にボールキープの役割を当てて、FWは裏抜けタイプでもいい(2010南アフリカの場合)。純粋なSTしかFWにいない場合は、こうするしかない。AMCもボールキープできない場合は放り込みかサイドアタックしかない。

オールラウンダーのFWの例。トッティ

(37歳でこの能力。チームワーク・パスが高く、視野が20。)

FMではFWのプレイスタイルも重要だ。フィニッシュや動きに関するいいプレイスタイルを持っていると得点が増える。FM内で岡崎さんがブンデスで19得点とったときのデータを見てみよう(FM2015とはデータは違う)。


この画像はここからもらった。このデータの場合、「ダイレクトシュートをうつ」「スペースに飛び込む」「力強いシュートをうつ」あたりがいいのだと思う。とくにシュート能力と強靭さがある場合「強いシュートをうつ」は役にたつ。強いシュートを撃って枠に飛べばキーパーがキャッチできずにはじくので、ほかの誰かがつめていれば得点できる。それに、ミドルもこれがあるとキーパーが反応できない速度でボールが飛ぶのでよく決まる。

あとは、シュートがうまい選手には「カットインサイド」を覚えさせておくのがいい。これがあると、サイドでボールをもったときに切り込んでシュートしてくれる。

「ワンツー」もいい。これがあれば二人で崩せる。

ほかのプレイスタイルは一長一短だ。「プレイスショット」なんかは長の部分が大きいが、狙いすぎて止めらやすくなるということもある。選手によって吉と出るか凶と出るかがわかれるので、経験上確信できるときだけつけさせるのがいい。これは、ここであげていないフィニッシュに関するほかのすべてのプレイスタイルに当てはまる。

2015年9月18日金曜日

試合中の戦術変更について --中盤の攻防編--

試合中に戦術を変更しないと勝てない時がある。相手に少ないチャンスを決められて負けている場合ではなく、力負けしている時、つまり、中盤の競り合いで負けている時は、こちらによほどの強運がないときはそのまま負ける。そういう場合は、試合中の戦術の変更が意味を持ってくる。

一例として、たとえば以下の様なフォーメーションを相手リヴァプールが敷いてきた場合の時を考えてみよう。これは実際に管理人が対戦したフォメである。


一戦目、これに対して4-2-3-1で挑んで、1-4で負けた。この3-4-2-1は見て分かる通り、中央に選手を集めている。とくに中央の四人が前のめりにくるので、中央で負けてしまう。その結果、こちらはチャンスを作れず、相手はチャンスを多く作り、結果負けた。

さて、二戦目の前、少しだけ修正した。こちらの最終ラインの守備を変更した。CBのプレス設定を「Press much less」から「Press less」にし、一人をストッパー、もうひとりをカバー設定にした。これでCBの少なくとも一人は積極的にボールを奪いに行くはずだ。というのも、押し込まれた時、CBがJの選手みたいなディレイ守備しかせずに、シュートを撃たれるというシーンが多かったのでこういう変更が必要だった。この設定、CBの設定として基本的なものかもしれない。

さて、二戦目も4-2-3-1で試合をはじめると、やはり押し込まれる。やはり中盤でこちらの人数が足りず、ボールをなかなか奪えない。奪えた場合も、相手の中盤が厚いので前線にパスを回せないし、FWにパスをあずけてもあっというまに敵に囲まれて奪われてしまう。なので、細かい設定で「サイドから攻める」と「ダイレクトパスを多用する」を選んで採用。これで少しましになるが、前半は1-1で終わる。互角というか、チャンスの数ではこちらが負けている。

後半になっても状況が変わらなかったので、フォメを変更した。


変えたのはこれ、4-3-3。4-2-3-1からAMCをMCに下げ、DMCの片方を一つ前に出した。FWはDeep lyingの攻撃的にした。というのも、FWをサポート役にしておくと、一人で前線でボールを持った時も味方の上がりを待って、そのあいだにボールを奪われてしまっていたからだ。攻撃的にすると自分で攻めてくれる。FWが前線で孤立しがちなときは攻撃的にしておいたほうがいい。

さて、完全にカウンターサッカー仕様にしたこの戦術が当たる。あっという間に4-1にして、試合を決めた。やはり、AMCを下げて中央の守備にかける人数をあつくしたことで中盤の競り合いに勝てるようになったのが大きい。それに、ロングパス戦術もあたった。


結果5-2で勝利。ポゼで10パー負けたが勝った。FMの試合はやり直せばランダムで結果がかわるので有名だけれども、一戦目は負けるべくして負けたという気がしたし、二戦目のこの結果はえるべくしてえられたという気がする。はっきり言ってここでのリヴァポはかなり強く、選手能力的には互角だった。一戦目は戦術的に明らかに負けていたので試合にも負けたが、二戦目は戦術的に勝ったので試合にも勝った。やはり試合内容をフルで見て適宜に戦術変更するのはかなり意味がある。


すでにサッカーにおける中盤の重要性で書いたように、サッカーとは中盤の攻防である。これは、日本人がよく誤解しがちなように、中盤でボールを回すのがすべて、という意味ではなくて、中盤でのボールの奪い合いが試合の結果に直結する、という意味である。今回は、戦術変更で相手から中盤でボールを奪う回数を増やすことができた。ただし、そのまま中央で突破するのは無理だったので、ロングパスやサイドへの展開を多用して勝てた。中盤での勝負がすべてというのはこういうことだ。最終ラインでボールを奪うのはリスキーすぎるしミスが失点に直結する。つまり、中盤の中央だろうがサイドだろうがそこでボールを奪うことができなければ試合には勝てない。あとのツナギは状況に応じて変えればいい、つまり相手の弱いところから攻めればいい。

今回は、中盤を厚くしてボール回しを変えることで勝てたが、これはすべての試合に共通するメソッドであるのだ。



二戦目ハイライトをアップしておいた。

え? リセットでやり直してチャンピンズリーグ優勝してるんじゃねーよって? やり直しでもランダムな結果を選ぶのではなく、戦術的に練りなおして勝つ場合は、十分な満足感がえられる。これほんと。

2015年9月17日木曜日

プレミアの隆盛と今後

CLでプレミアが勝てないということが海外サッカー好きの間では度々話題になる。今週あったCLでもマンチェスター勢が仲良く負けていた。イングランド勢が負け続けると今後CL枠削減もある。もっとも、いくら早くても2017/18年度以降らしいけれど。

FMではどうだろうか? 一応主要リーグ入れて10年弱プレイしてみると、プレミアはリーグ順位はずっと欧州で一位で、枠削減はなかった。


それどころか、2015年でいきなりプレミア勢同士の決勝が実現され、そのあともまずまずの成績を収めている。ちなみに、シティの優勝はなし。


2023/24年度のCL準準決勝ではなんとプレミア勢が8チームうち5チームという異様な状況になった。時間がたつごとにプレミアに金が集まり、強くなっていっている。


欧州のリッチクラブの順位。10位までに7つイングランドのチームが入っている。もうやりたい放題である。

ちなみに、このセーブで、管理人はスペインのクラブでプレイしている。スペインも2016/17シーズンから放映権料が分割して配布されるようになり、下位のクラブもそこそこお金が入るようになった。これで確実にリーガは強化されたのだが、それ以上にプレミアに金が集まっている。

FMはイギリス製なので、イングランド代表が異様に強かったりする欠点があるのだが、それはイングランド人の能力を相当甘めに査定しているからである。けれども、FM内でプレミアがこれだけ金集めて強くなるというのは、その欠点とは関係ない。単純に各クラブのファイナンスのシミュレーションの結果こうなっている。

まあとはいえ、FM内では選手の移籍金がリアルほど高くなっていない。FMではリアルみたいに100Mユーロだのポンドだのの移籍金をぽんぽん出していたら破産するようになっている。リアルでは高騰する選手の移籍金がクラブの経営を圧迫しているので、プレミアからお金が流出し続けるかもしれない。選手登録や労働許可証獲得の基準もきつくなるので、リアルではゲーム内ほどにはプレミアの独走状態にはなっていかないだろう。

2015年9月16日水曜日

4-4-2フラット対策 3-5-2について

4-4-2フラットと呼ばれるフォメは2000-5年くらいにかなり一般的だったフォメである。現代サッカーはこのフォメが基準になって進化したと言っていい。


古典のフォメなので、対策もリアルで考えられている。3-5-2である。


ツートップをスリーバックで見て、トップ下を置くこの戦術は、4-4-2フラットにできる「間」を使って中央突破しようという発想から来ている。実際、ゲームでもこの3-5-2は4-4-2に対してハメ的な効果を発揮する。こちらのAMCが相手のバイタルでフリーになれるので、その時点で勝ち確定なのだ。

実戦のレポートはこちら


ちなみに、3-5-2は、このウィングを置く前のめり4-4-2に対しては通用しない。実際、高い位置をとる相手のウィングにスリーバックで対応できず、大量失点したことがある。これに対処するには、3-5-2のサイドハーフをウィングバックの位置に下げるか、それか普通に4-2-3-1でいい。やってみたところ、4-2-3-1で普通に勝てた。


☆追記 2017年11月18日

FM2016におけるマッチエンジンの大改革により、4-4-2フラットに対して3-5-2で挑むのはあまり効果がなくなった。どころか、逆にカモにされる。

理由はこうだ。FM16以降では、サイドより中央のケアを選手が優先するようになった。このせいで、たとえサイドの選手でも中央に絞って守備をするようになった。逆に、サイドは開くので、サイドからのクロスが有利になった。

このため、4バックの時でも中央に絞るので、FM15以前の3バック時のように中央に人数をかけて守るようになっている。そのため、相対的に3バックの優位性がなくなった。逆に、FM16以降では3バックだと深いサイドを誰もケアしなくなる。味方のサイドハーフは位置が高すぎて敵のサイドハーフに寄せるのが遅くなる。つまり、FM2016以降3バックはリスクが大きくなった。FM16以降はクロスに対してやけに弱いので、特にだ。

なので、4-4-2に対しては4-2-3-1でよい。

☆再追記 2020年

とはいえ、こちらがずっと攻めることができる場合は4-4-2に対し3-5-2で戦うというのはFM16以降も有効である。守備のときにサイドのケアが甘いといっても、守備をしないほど攻めているのなら何も問題はない。

しかし、相手が攻めだしたときにポロっと失点してしまうのも3-5-2だ。攻めるにはいいが守るのは難しい。さて、どうするか。

そこで、3-5-2のこういう使い方がある。相手4-4-2に対しはじめは4-2-3-1で挑む。0-0の後半で相手が疲れてきたときや、一点相手に先に入れられたときに3-5-2にチェンジして攻める。

とはいえ、相手ウィングが深い位置を取ったときに不利なのは変わりがないので、同点にしたら4バックに戻したほうがよい。3バックにしてせめて一点返したあと、さらに逆転狙っているときに、サイドから攻められて失点というのはあるあるである。

もうひとつ。

相手が先行した状態で、4-4-2に対し3-5-2にした。するとまた一点取られた。ああ、どうしよう。どこかのクソブログの意見を真に受けて3バックになんてするんじゃあなかった。さっさと4バックに戻そう。こんな風に考えたあなたは負けパターンに入り込んでいる。1つ試してだめだったらすぐまたもとに戻す。そんなふうではいつまでたって前進しない。上記3-5-2にしてさらに点を奪われた時のフォメはこれだ。


DMCをMCに、MLMRをAMLAMRに一列づつあげる。さらに、ロングボール多用、ハイプレス、アーリークロスなどの指示を出す。要するに、もっと攻めろ状態である。


このフォメを途中から採用して引き分けに持ち込んだのがこの試合。青のStockportがプレイヤーのクラブね。まず、相手4-4-2に対し3-5-2で挑んで72分で1-3となる。ここで上の超攻撃的フォメに変更。するとさっそく74分に一点返し、インジャリータイムにさらにもう一点返した。相手に追加点決められそうにもなったが、なんとかしのいで、同点にした。

FMでは、相手に先制されてからが監督の仕事である。選手は指示通りに動いてくれる。監督の腕次第で試合はいくらでも変わるのがFMというゲームだ。

2015年9月15日火曜日

サッカーにおける中盤の重要性

以前、決定版 戦術について 設定編というエントリーでこのような文を書いた。

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相手に決定機が少ないのに点をよく決められる場合は、守備の最終ライン(GK含む)が弱い。こちらに決定機が少ない場合は中盤が弱い。決定機を作れているのに点が入らない場合はFWが弱い
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この文にはサッカーの本質が凝縮されているとも書いた。今回は、「こちらに決定機が少ない場合は中盤が弱い」という文により注目して一つエントリーを書く。

サッカーのポジションで一番重要なのはGKだが、フィールドプレイヤーでどの選手が一番重要かは人によって意見が違うかもしれない。まず、FWや前線の選手が点を取らないと試合には勝てないし、最後尾の守備の選手が組織だってないと守れない。前と後ろのポジションは、失敗と成功がわかりやすいのでよく目立つ。

が、サッカーの試合で勝つためには中盤の選手の活躍がかかせない。中盤の選手は要するにオールラウンダーである。守備もしないといけないし、ボールも繋がいといけないし、決定的なパスを出すことも求められるし、バイタルでフリーならシュートを打たなければならない。とくに、ディフェンシブミッドフィルダーは守備に攻撃に奔走しなければいけない。

で、DMの何が一番大事かというと、ボールを奪う、という部分にある。現代サッカーの核心的戦術は何かというと、プレスである。強いチームは組織的にプレスをかけて、ボールを奪い、前線に回す、これができている。逆に、中盤でボールを奪えないと、前線にパスを出され、ピンチになってしまう。サッカーのどの試合を見ても例外なくそうなっている。

中盤の攻防が試合を決定づけるわけだ。中盤が強いチームは強い、そうでないチームは弱い。これは現代サッカーをしているすべてのチームについて言える。

ACLとか世界で日本のクラブやチームが勝てない理由は、中盤の弱さにある。彼らはまずボールを奪えない。ので前線にパスを回せない。ゆえにチャンスがないのでゴールを決めれない。この三段論法がすべてのチームに当てはまる。

日本が弱い理由として、よくボール際に弱い、ということが言われる。これは、競り合いに弱い、ということだ。基本、現代サッカーでは中盤は人が密集していて、ボールがどっちのものなのか曖昧な状況というのがよくある。そこを自分のボールにできるかどうか、これが要するに中盤の攻防なわけだ。つまり、競り合い=中盤のキモなので、ここで勝てないということは試合に勝てないということだ。

たとえば、高く飛んできたボールにジャンプで競り合おうとしない、ぎりぎりで走れば追いつけるようなボールを走らずにタッチラインにそのまま出す、相手のトラップが大きくなったところを奪いにいかない、こういうシーンがJのチームの試合を見ていて異様に多い。これは技術の問題ではなく、メンタルの問題である。つまり、Jの選手は中盤の競り合いをしようという気がない。ということは要するに、彼らはサッカーをする気がない。

もっとも、Jの選手は中盤だけでなく、ゴール前でもボールを競り合いにいかないので、彼らはそもそも相手からボールを奪う、という概念を持っていないのかもしれない。だが、さすがにそんなことを考えるとうんざりするのでここではスルーする。

サッカーとは中盤の攻防であるということ、これは、日本人がよく誤解しがちなように、中盤でボールを回すのがサッカーのすべて、という意味ではなくて、中盤でのボールの奪い合いが試合の結果に直結する、という意味である。詳しく言うとこういうことだ。最終ラインでボールを奪うのはリスキーすぎるし、一つのミスが失点に直結する。CBがボールを滅多やったやたらに奪いに行くと、かわされたらそれで失点する。逆に中盤は積極的にボールを奪いに行ってもよい局面だ。これは相手も同じなので、現代サッカーでは必然的に中盤での競り合いが多くなる。つまり、中盤の中央だろうがサイドだろうがそこでボールを奪うことができなければ試合には勝てないようになっている。ボール奪ったあとのツナギは状況に応じて変えればいい、つまり相手の弱いところから攻めればいい。

よく、「中盤なんて省略できる」というようなことをいう人がいるが、その場合の「中盤」とはボールツナギ、つまり攻撃のことしか考えていないわけで、守備のことは考えていない。中盤の守備を省略するなんてことはありえないし、ナンセンスである。

たとえばクロップ時代のドルトムントなんかは中盤の競り合いを極端に重視したサッカーをしていた。中盤でボールを奪えた場合、ショートカウンターのチャンスがあるので、ここでとにかくボールを奪うということを最重要課題にしていたわけだ。中盤での守備はそのまま攻撃の手段である、ということをクロップはバルサのプレスサッカーから学んでいたわけだ。これは中盤後ろめの選手にパスがうまい選手がいて、FWがボールキープできる選手がいた場合、とてもうまく機能する。そうでない場合、前のめりになったところを逆に攻められてピンチになる。プレスをかける場合はそのタイミングと加減が大事だ。

まあ、というわけで、中盤の攻防は守備と攻撃がないまぜになったポイントであって、そこで勝てるかどうかがサッカーで一番大事なのだ。中盤でどう守りどう攻めるか、これを意識しているかどうかだけでも、サッカーを見る目は変わるし、FMでのプレイの質も変わる。たとえば、サッカー店長が『狩るか、狩られるか?』 ~バイエルン×レバークーゼン~というエントリーで書いていたように、バイヤンが強いのは中盤が強いからであり、その強さを生かすための0CBという布陣をとることができるからである。何度も繰り返すが、中盤で狩ることのできるチームが圧倒的なアドバンテージを得ることができる、それが現代サッカーなのである。

ということをサッカー店長の上のエントリーを読んで改めて思ったので、この文を書いてみた。サッカーが面白い場合は、中盤の攻防の拮抗が取れてる時であり、そういう時はどっちに試合が転がるかわからない。逆に、中盤で競り合いをしないJのサッカーはつまらないのである。

2015年9月13日日曜日

FM16はどうなるか?

FM16の情報が入ってきた。元ネタはここ

主な変更


ついにプレイヤーのキャラが造形できる。これはいいね。


戦術の設定を視覚的にできるようになった。FM14のをグラフィック化した感じだね。

ほかには、怪我がもっとリアルになるとか、モーションがもっとリアルになるとかいろいろ。イングランドの労働許可証もリアルに合わせて厳しくなるらしい。

嬉しいのは、プレイ中にライバルになるクラブがでてくること。これで、成り上がりクラブでも寂しくなくなるかもしれない。

あと、ほかにもいろいろこまごまとした変更があって、きっとCPUももっとつよくなると思う。

最後。FIFAみたく自分で選手選んでチーム作れるモードが追加されるらしい。これで、ニコニコ動画の日本人だけで世界最強のクラブをつくろう!【FIFA15実況】みたいなことがFMでできるようになる。

発売は11/13だって。

2015年9月11日金曜日

2022年のW杯はどうなる?

2022年のW杯はいま知られている日本人選手が迎える最後の大会となる。その大会で、FM内で日本代表が珍しくグループリーグ突破した。


以前、2026年W杯で日本代表で優勝したことがあったが、あれは自分で監督してたので比較的簡単だったわけだが、今回はNPCのクズ監督でこの結果だから、これはすごい。グループリーグはドイツとベルギーが入るという死の組だったというのに。


ベルギー相手にはこの結果。ルカクとヤヌザイに決められながらも、柴崎の二点で逆転。柴崎はガボン相手にも一点いれて引き分けに貢献。


グループリーグ最終戦のドイツ相手には小野裕二と宇佐美が決めて引き分け。これでドイツを差し置いて突破を決めた。


トーナメント一回戦は2014んときにボコられたコロンビア。マルティネスに先制されるも、やはり小野が決めて引き分けに持ち込み、PK戦で勝利。


トーナメントニ回戦はスペイン。負けた。


ちな優勝はブラジル。FMではよく間違って決勝にあがってくるイングランドをきっちり沈めて勝った。


監督はロナウジーニュだった。んなアホな。

あと、どうでもいいけど、バルサを8-0で倒した。ざまあww。


バルサは21-22シーズンは五位に終わってた。もう完全にいまの面影はない。

2015年9月9日水曜日

指導は性格コピー --性格パラについて--

若手への指導ってのがFMにはある。これ、若手を成長させるのによく使っている人も多いと思う。基本的なことはここで学んで欲しい。

指導には2つあって、ピッチ内のとピッチ外のがある。ピッチ内の指導は指導者のプレイスタイルと性格をを若手にコピーし、ピッチ外は性格だけをコピーする。

プレイスタイルは指導を通じてしか教えられないもあるので、「ボールを曲げる」とかを伝達させるのに使える。あんま使わないけど。

性格の指導は両刃の剣。性格は隠しステータスなんだけど、問題は、成功すると8つある性格すべてが若手にコピーされることなんだよな。

性格のうち、プロフェッショナルと野心は成長速度に関する能力だから、これが低い若手に指導するのが普通なんだ。あと、勝利意欲もコピーできる。


これが性格。指導させる際にプロフェッショナルと野心くらいは見るけど、普通残りはみない。でも、議論好きとかプレッシャーとか、気性とかもけっこう大事なスタなんだよな。カードもらいやすい性格とかもあって、それがコピーされるときつい。上の場合は、指導の結果、プロフェッショナルと野心とかはいいけど、忠誠心が低く、プレッシャーに弱いキャラになってしまった。でもまあこれくらいなら問題ないけど。

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性格についてはここを参照。以下ごくごく簡単に説明。

適応力(Adaptability)  異国に慣れやすいかどうか。高いほうがいい。
野心 (Ambition)  野心が高いと能力値が上がりやすいが、ビッグチームに行きたがる
議論好き (Controversy)  これは低いほうがいい。高いとうるさい。
忠誠心 (Loyalty)  高いといい。
プレッシャー (Pressure) 高いといい。
プロ意識 (Professionalism) 高いと能力値が上がりやすい
スポーツマンシップ (Sportsmanship)  これはどっちでもいい。
気性 (Temperament) 高いとカードをもらいやすい。
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選手は隠しじゃない能力が一番大切だけど、ずっと同じクラブでプレイしているとだんだん選手の能力が似通ってくる。能力がほぼ同じな場合、性格のいい方の選手を残しておいたほうがいいわけだ。そういう選手は、退場になりにくいし、プレッシャーにも強いし、監督に文句もあんま言ってこないし、指導もできるというわけ。本田みたいな選手のことね。

指導には六ヶ月かかる。完了のメッセージが出るより前に実際にコピーは終わるので、チェックしてみよう。六ヶ月かかってもコピーが完全に終わらない場合もある。やり直しもできる。

あと、指導でたまに性格の不一致で決裂みたいなことになるけど、あれは完全にランダム。いまのFMでは一回破綻したあとでも普通に同じメンツで指導できるので、気にすることはない。

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