2014年2月27日木曜日

FM2013総括

FM2013は、以前のFMよりゴールのパターンが増え、より攻撃的になった。逆に、単純なミスを多くして、バランスをとっている。

FM2013でよくある単純なミスについては、ぶるべあさんのブログで詳しく説明されている。

これを読むと分かるように、FM2013ではパスが異様に通りにくくなっている。逆に言えば、プレスの効果が絶大ということだ。少しプレスを受けただけで、選手はあたふたし、逆走し始める。この光景は以前のFMでは、どんな下部リーグでも見られなかったと思う。

プレスの効果があまりに高いので、選手はパスを通せない。結果、キラーパスは滅多に見なくなった。反対に、コンビンネーションプレイは増えた、というか、威力が高まった。ワンツーでの崩しか、ドリブル突破でしか得点できないと言ってもよい。

ビルドアップ、つまり、ボールつなぎも難しくなった。あまりにミスが多いので、ボールをつなげていくのが本当に難しくなっている。お互いのフォーメーションがきっちり噛み合っている場合は、まずボールが繋がらない。ボールをつなげるには、フォメの噛み合わせをずらせる必要がある。これは以前のFMからそうだったが、FM2013ではとりわけそうだ。結果として、フォーメーションの相性の優劣がかつてなく意味をもっている。

とくに、最終ラインのパス回しが今回は難しかった。この日記では、相手FWの数に対してDCの数を一人多くすることで対処したが、それでもまだミスが多かった。しかし、この対処をしないと全くボールが前に運べない、というシーンも多く目にした。

以上の、今回の改変はよりリアルなサッカーに近づける変更かもしれない。実際の試合では、プレミアのチームでもとんでもないミスが多くあるし、FM2013でさえありえないようなレベルのミスもたくさんある。逆に、以前のFMでは、5部のリーグであろうと極端にミスは少なかった。

とはいえ、ドリブルしていて味方にぶつかってボールロストというのは実際の試合では一度も見たことがないが、FM2013ではあるある。サイドからのボールクリアが自陣バイタルに飛ぶというのは、FMシリーズ共通であるある。サイドで敵に囲まれてどうしようもなくなって、わざわざ相手CKになるようにボールを蹴りだす、というのも実際の試合では絶対に見ないが、FM2013では頻発する。つまり、実際にありえあるミスとありえないミスのバランスがまったく取れていない。

とにかく、今回の改変は、前へのボールがとても通りにくいという結果ももたらした。また、ミドル以外には個人のスーパーなプレイがなかった。これは以前のFMからそうだったと思うが、今回選手は、ミスの多さの割には、とくに上手いプレイをしなくなった。また、これは以前からそうだが、トラップが実際の選手と比べてFMの選手はとても下手だ。

最近のリアルの試合では、クライフターンやマルセイユルーレットのような個人で突破するような技を見ることがすくない。

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選手の能力値の意味に関しては以前と変化はなかった。これについては、このエントリーで詳しく解説してある。

能力値には三種類あるが、特に大事なのが背景能力値と一次能力値だ。

そもそもプレイを実行するかどうかを最初に決定することにかかわるのが背景能力値で、これには
集中力 、勝利意欲、チームワーク、運動量がある。

プレイの成功率を決定することにかかわるのが一次能力値で、これにはテクニック、予測力、創造性、判断力がある。

背景能力値は守備にとくに重要で、一次能力値は攻撃にとくに重要な気がする。集中力が低い選手は守備の時に大ポカをする可能性が高い。創造性と判断力が低い選手は攻撃の時に何をしても失敗する。

能力値の意味は変わらないが、能力値の価値は少し変わったように思える。これは、とくにフィジカル関係の能力値で顕著だ。というのも、今回はプレスの効果が大きいのでパスがつながりにくく、ボールを奪われやすい。なので、ゴール前では素早さの能力の価値がより高まったと思う。素早さがない選手はシュートをそもそも打てるところまでめったにいかないようになった。また、ドリブルの効果が高まったので、加速やトップスピードの能力値の価値も高まったと思う。

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いい選手を揃えるのが勝利への一番の近道というのは以前と変わらない。それにくわえて、フォメの相性や士気の高さなども重要なのも変わらない。士気があまりに低いと、相当弱い相手にも勝てない。つまり、弱いチームは負け続けて士気が低くなるので、さらに負け、強いチームは勝てて士気が高くなるのでさらに勝てる。この法則も不変だ。

審判の誤審の頻度なんかも以前とあまり変わらなかったように思える。下部リーグではオフサイドの判定なんかがかなり適当になるが、上位だとそれは少なくなるのも以前と同じ。しかし今作は、たまたまなのか、試合の実際の内容と、結果が一致しないことがけっこうあった。アシストや得点者が別の人物になっていたりするのは日常茶飯事だった。また、延長になるととくにエラーが多くて、相手に点が入ったのに、こちらに点が入っていという結果になっていることもあった。

ゲームのエラーは少なくなった。以前のFMでは選手の能力値が表示される毎に変わっていたりしたものだ。2012では起動中によく強制終了したが、それも減った。

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