2014年2月9日日曜日

3. ウルヴズ FWの選手に大切なこと

チャンピオンズリーグの組み合わせが決まった。


ユーベに、レヴァークーゼン、ポルトガルのSLB…。これ、一番きついグループじゃないか? 去年も厳しいグループだった気がしたけれど、今年もひどい。これ、やり直しとかないのかな。

プレミア三節はホームでウルヴズを迎える。ウルヴズは今季の昇格組だ。


35分、Altidoreが前線でボールを持つが、ここで彼がした判断はバックパス。これを敵に簡単に奪われる。こいつ、ダメだね。プレイスタイルを持ってないために、単独で突破することを絶対にしないし、バックパスも必ず相手に奪われる。こいつは、プレイスタイル覚えるまでは使わないでおこう。

というわけでAltidoreをオースティンに代えてやり直し。この試合は0-0になったしね。FWの選手がこうまで使えないと、チャンスがことごくつぶされて絶対に得点できないのだ。

やり直し再試合の開始一分、オースティンが前線でボールを持つ。こいつは「ワンツー」のプレイスタイルも持ってるし、何かしてくれるはず。わくわく


と思ったらバックパスしたー。しかもブルコヴィッチはこのパスを受け損なって敵にボールがわたり、ピンチになった。そりゃそうだよ、ブルコヴィッチ君もここでオースティンがまさかバックパスするなんて思ってなかったんだよ。キミは悪くない。


なんか悪い予感しかしなかったが、5分、ミニョーのクロスに清武が合わせて先制。清武はこれがうちでの初得点。ブンデス二部にいて鈍ってたんじゃねえーのか?


23分、Boudebouzのクロスにオースティンが合わせるも、これはキーパーに止められる。Boudebouzは自分でゴール前に持ちこんでシュートもするし、クロスの精度もそこそこ。FKもCKも蹴られる。さらに「ワンツー」を覚えさせれば、かなり使える選手になるだろう。


27分、清武の蹴ったコーナーがこぼれてLacazetteに渡り、彼がスライディングして中央に流したところを詰めてきていたMorganellaがシュート。これが決まり2-0となる。Lacazetteのプレイはたまたま閃いたのか、技ありのアシストだった。


66分、Boudebouzのパスをワンタッチで清武はLacazetteに渡す。オフザボール15のLacazetteはバイタルで完璧な間受けをしようとしている。


ゴール前でボールを持ったLacazetteは右周りに180度回転しながらトラップしてオースティンにパス。これを彼が決めて3-0とする。なんつーか、敵のプレス弱いね。自由にさせすぎだろ。

この得点の仕方、うちの理想と言えるので、もう一度振り返りたい。サイドからうちのAMCの選手にボールがわたり、AMCの選手がこれをワンタッチでディープライイングFWに渡す。うちはディープライイングFWは二人いるFWのいつも右側に、少しパスのうまい選手を置いている。このFWが、ターゲットマンの別のFWにラストパスを出し、彼がシュート。この一連の流れが、うちの攻撃の黄金パターンだ。

もちろん、サイドの選手がドリブルで突破してもいい。とはいえ、AMCの選手がフリーでボールを受けれるかどうかで、得点率が全然違ってくる感じだ。AMCの選手が右利きの場合、右にパスを出すので、右側にパスのうまいFWをDeep Lyingに置く。AMCの選手が左利きの場合は、左側にパスのうまいFWをDeep Lyingで置けばいいだろう。

もちろん、AMCからパスを受けるFWに直接シュートさせてもいいが、その場合は、そいつにファーストタッチやドリブル、素早さなどの能力+「オフサイドの裏を狙う」のプレイスタイルなどが必要になってくるだろう。ここでは、オースティンがフリーになっていたので、Lacazetteへのパスの選択は良かった。

能力は高いが使えないAltidoreのプレイを見ても、FWに能力の高い選手を配置すればいい、というものではないようだ。プレイスタイルの大切さは、岡崎さんが得点王二位につけていたこのブログを見ても分かる。


清武はうちで初めてのMOM.。明日の東スポの一面は「清武大活躍」だな。

ウルヴズは、チェルシーと比べるとやはり甘い相手だった。うちのパスの精度はそんなによくないのだが、それでもチェルシーのときと比べてあまり奪われないし、奪われた時も相手はシュートまでなかなかもっていけない。同じプレミアにいるとはいえ、実質この二チームの間には、一つリーグ上下の違いがあった。

しかし、強い相手と当たると、ほんとに、今まで見過ごしていた自チームの弱点があらわになるよな、このゲーム。

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