2021年1月29日金曜日

FM英語講座1 "off"が使われる言い回し

FMの英語版はだいたい決まった単語しか使われないのでそんなに難しくない。センター試験よりちょっと難しいレベルだと思う。ただ、学校では習わない英語独特の言い回しがけっこう出てくるので、それがわからなかったりすることもある。

ここでは、そんな英語をまとめて紹介したい。今回はoffという単語が出てくるフレーズを紹介していく。

"off"はサッカーでは馴染みのある単語で、例えば"off side"でオフサイドの意味。これは"side"が端という意味なので、端の向こう側という意味になる。

ちなみにoffのもともとの意味はweblioでは「から(離れて、隔たって)、…を離れて、それて、からそれて、(視線などを)…からそらして、…の沖に、から降りて、…をはずれて、からはずれて」とある。なんとなく掴めるだろうか。

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"play off" プレイオフ

これはちょっと言葉での説明が難しいが、FMプレイヤーにはおなじみの言葉。言葉の内容の説明はちょっと面倒なのではぶく。なぜプレイオフというかというと、本来のplayつまりゲームの外側の試合だからということらしい。


"in off the bar" 線の向こう側に

これは試合の実況に出てくるフレーズ、"in off the bar"。inとoffという2つの前置詞が並んでいて一見意味不明だが、これはまずは"off the bar"(線の向こう側)という言い回しがあって、前にinがつくと、(線の向こう側の中)という意味になる。要するに、ゴールポストの中という意味だ。英語では「ゴールポスト」なんて言わないのでこういう表現になる。ゴールが決まったときに使われる表現だ。

ちょっと細かいことを言うと、これなんで"in the bar"ではダメなのかわかるだろうか。線の中にボールがある場合、つまり線の上にボールがある場合、サッカーのルールではノーゴールである。線から離れて向こう側にボールが行っていないとゴールにはならないのだ。おわかりいただけただろうか。

さらにさらに細かいことを言うと、これなんで"off the bar"だけではダメなのか。これだけだと、ボールが入ったという動きが表現されていないからだ。"in off the bar"ではじめてボールが中に入ったという言い回しになる。ただし、日本語的には「中」だけでいいけれど、厳密には"off the bar"「線の向こう側」と言わないといけないということ。ややこしい。

ほぼ同じ表現に"in off the upright"というのがある。ここでのuprightは名詞。辞書的な意味は「(建築物の)直立材」なので、これはゴールポストの意味だ。つまりこのフレーズは「ゴールポストの中」という意味。英語でゴールポストは"the upright"というのだね。ピッチの中に直立材はゴールポストしかないので、theをつけて言うとゴールポストの意味になるわけだ。

この表現の場合、なんでoffがない"in the upright"でダメなのかはわからない。先生もなんでも知っているわけじゃあない。英語ネイティブでもないし。が、さっきの表現"in off the bar"がというのが先にあって、その別の表現として"in off the upright"というのを使っているだから、同じようにoffが入っているのではないかと思う。


ちなみに、どうしてもoffという言葉を使いたくない場合は"in the back of the net"という表現もある。後ろのネットにボールが入った、つまりゴールが入ったという意味だ。また細かいことを言うと、これ、"in the net"だけだとサイドネットにボールがひっかかっただけかもしれないので、ゴールしたという表現にはならない。おわかりいただけただろうか。


"off the mark for" マークを外れて、~にとってのゴールを決めた

これはゴールを決めた選手に対して言われる言葉。例えば"off the mark for Japan"で、「日本にとってのゴールを決めた」という意味になる。"off the mark"だけだと「的外れの」という意味なんだけれど、FMでの使われ方は言葉の文字通りに「マークを外れて」という意味だと思う。



"hands off warning" 無干渉の警告

これは他クラブが自分の選手に対して興味あるの発言をしたときに、この選手は売りませんとメディアに言ったあとの記事で使われる言葉。うちの選手に手を出すなというようなときに使われるフレーズだ。

"hands off"は日常生活で「それに触るな」と言うときにも使われる必須表現だ。ぜひ覚えておこう。



"write off" 考慮の対象外にする、見限る

これは例えば国際大会のトーナメント戦を前にして言われる言葉。"Pundits have written off chances of success at the tournament"みたいに使われる。この大会での成功を見限っている、みたいな意味。


"choke off" 取り消す

オフサイドなどでゴールが取り消されたときに使われる表現。


というわけで終わり。offのついた表現は思いの外たくさんあった。というか、FMではオフのついた表現しか使われないと言っても過言ではない。これはFIFAとは明確に違うところだ。たぶんイギリス英語でoffがよく使われるのだと思う。今さら言うまでもないが、Sports Interactiveはイギリスの会社だ。

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