2014年10月19日日曜日

ゾーンディフェンスの成立条件

チームスポーツにおける守備ってのは組織であり、規律を伴うものだ。サッカーの場合、2つのラインを形成して守る、というのが王道になっている。スリーバックだろうがフォーバックだろうが、4-4のラインを作って守るというのが基本になっている。


この動画を見ると、ゾーンディフェンスの動きってのはほんとにプログラムみたいなもんだってものがよく分かる。要するに、アルゴリズムだ。どういうときにどう動くかってのが決まっているわけだ、この動きってのは定番のものなので、これを守っていれば基本的にはうまくいくようになっている。

が、前の投稿の続きだが、日本代表やJの試合を見ていると、これができていない。こうやって日本語でYoutubeに動画があるくらいなのだから、クラブのレベルでこれを知らないってことはないのだろう。が、練習していないか、練習してはいるが実戦と練習は別と思っているかのどちらかだ。要するに、アホなのだ。

ヨーロッパのサッカーを見たあと、Jの守備を見ると違和感を感じると思う。Jの守備は、狭いところに敵も味方もわちゃわちゃと集まっている、そんな感じ。


前の投稿でも使ったこの画像、今回は中央の赤の選手が二人重なっていることに注目してほしい。向こうにもう一人いるような気もする…。これ、なんでこんなことになっているかというと、ガンバの一人の選手に対し、神戸の二人がチェックに行っているからだ。で、パス出されて終わり。これ、ゾーンディフェンスじゃないよね。さっきの動画でも見たとおり、ゾーンでは、チェックに行くのは基本一人。これをJではしていない。つまり、Jではゾーンディフェンスしていない。

Jの選手は、一人に二人でチェックに行けば奪えるとでも思っているのか、それともパスというものの存在を知らないのか、そのどちらかなのだろう。ヨーロッパのサッカーを見ることがあったら見てほしい。一人にチェックに行くのは必ず一人だ(細かいことを言うと、プレスは二人で同時にすることもあるが、マジでボールを奪いにいくときは一人だけ)。相手がメッシとかクリロナでない限り、自分の味方がどんなに相手に苦労させられていても、同じ選手を二人でチェックしにはいかない。これは守備における基本中の基本で、ゾーンディフェンスの成立条件と言える。だが、Jではこれをしていない。

さっきの画像のシーン、見なおしたらやっぱり神戸の選手三人いたわ。三人が一人にパスで抜かれてる。これ、どんなにダメなことか理解していただけるだろうか。さっきのゾーンディフェンスの動画を見ると、こういうとき、ボールホルダーに対して一人はチェック、もう一人はパスコースを消す動きをしないといけない。が、ここではそのどちらもできてない。三人もいるのに。いや、後ろから追いかけている一人は意味ないが。Jはこんなんばかりだ。

戦争でも喧嘩でも、勝敗を決するのは数的優位だ。サッカーも同じ。サッカーは前にパスが出せるので、一箇所での数的優位ってのはすぐに崩れてしまう。そのため、つねにどのゾーンにおいてもなるだけ数的優位を保とうとする手法、それがゾーンディフェンス。敵もなるたけフリーでボールを持ちたいので、ピッチ上にちらばっている。疑うのなら、頭のなかで試しに、味方を二人つねにまったく同じ位置で動かしてみてほしい。意味無いでしょ? 

ゆえに、ゾーンディフェンスは効果的なのだ。ワンツーされたときも、ゾーンで守っていたら後ろでカバーしている選手で止められる。が、Jではその理論は通用しないらしく、「ボールホルダーには二人でチェック」という掟があるようだ。これはつまり、Jは現代サッカーではない、「Jサッカー」をしているということだ。もうね、わけがわかりません。

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