2016年5月4日水曜日

レスターが優勝できた理由とは?

今季レスターが優勝できた理由はいろいろあると思う。

一つの理由にはライバルがどこも調子悪かったというのがある。去年優勝チームのチェルシーの絶不調があり、ManUもファンファール二年目で、去年より悪いくらいの出来だった。まあこれはどちらも監督に原因がある不調。シティはコンパニの劣化などが響いたのか成績をさげ、リヴァプールもクロップに変わったばっかりの過渡期、アーセナルはまあいつも通り。この中でスパーズが相対的に順位をあげた。

が、上位陣の不調というだけでは、レスターの強さの理由にはならない。レスターはやっぱり強かった。というか、私がレスターの試合を見ていて、レスターが負けている時を見たことがなかった。

そんなレスターの異常な強さについて、「偏愛的プレミアリーグ見聞録」に的確な記事があった。

おめでとうレスター!プレミアリーグの19クラブが彼らに勝てなかった理由。

これ読むと、前半の殴り合いで勝つレスターから、後半の守って勝つレスターに戦術を変えたのが優勝の原因だとある。で、守備的なレスターに対して、前がかりに攻めてきた相手を、カウンターで叩いて勝ってきたともある。これ、その通りだろうと思う。

プレミアは、欧州トップリーグのなかでは例外的に攻撃に偏重したリーグだということは周知の事実だと思う。どこも前がかりになって攻めるのが好きだ。とくにチェルシーを除くビッグチームはそうだ。このへん、FMでもきちんと反映されている。そういうリーグで、きちんと守備してカウンターというのが一番効率のいい戦術なのは間違いない。レスターは後半それを忠実にやっただけとも言えるが、それでもほかのチームが圧倒的な攻撃力をもつなか、守ってしかも勝てたというのはすごいとしか言いようが無い。FMならできるかもしれないけれど、現実でそれをやるのはとても大変だということ、これは現実に生きるわれわれ誰もが実感としてわかることだ。


さて、次のシーズンはどうなるのか。大勢の人が来季はレスターはダメだろうと言っている。まあ、これも移籍市場の動きによるだろうけれど、でも、これだけ士気があがったレスターが来季はボロボロになるというのも変な話だと思うし、そういうことを言っている人は以前「レスターは優勝しない」と明言していた連中だ。

とはいえ実際、リーグ戦とCLとそれに二つのカップ戦を戦うというのはもともと無茶な上に、レスターみたいな予算の限られたチームには厳しいことだと思う。両方戦えるだけの戦力を揃えるのが難しいからだ。とは言え、CL出場だけでものすんごいお金が入ってくるのだから、それを見越して補強できればそれほど悲惨なことにはならないかもしれない。

まあ、来季はEL出場権を確保できる七位を取れれば上出来。もし四位以内に入るなんてことがあれば、それはもうレスターが今世紀はプレミアの強豪として定位置を確保する世紀になるかもしれない、ということかもしれないかもしれない。

昔、ゲーム内時間でイングランドを1000年回してみた報告があったけれど、その中ではシェフィールドユナイテッドが優勝するチームになったりしていた。なので、レスターも、もしかしたら、そういうチームになるかもしれない。時代が変われば役者も変わっていくものだろうから。

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