2022年11月26日土曜日

全国地域サッカーチャンピオンズリーグプレイオフのレギュレーションが鬼すぎ

FMの有志によるJリーグパッチには、全国地域サッカーチャンピオンズリーグまで含まれている。JFLの下の地域リーグのことだ。じつは、このリーグからの昇格プレイオフがものすごくキツい。もっとも、Jリーグパッチではその過酷なプレイオフをきちんと再現できておらず、3回勝てば昇格できるトーナメント戦になっている。しかし、本当のプレイオフはなんと2回リーグ戦がある。

地域CL、全社にかかる尋常ではない緊張感。「世界で最も過酷な大会」の先に見えてくるもの

2022年一回目の昇格プレイオフリーグ戦はこんなふうになっている。

第1次ラウンドグループ


AグループBグループCグループ
A1栃木シティFC
(関東/栃木県)
B1アルティスタ浅間
(北信越/長野県)
C1アルテリーヴォ和歌山
(関西/和歌山県)
A2FC刈谷
(東海/愛知県)
B2沖縄SV
(九州/沖縄県)
C2福山シティ
FC(中国/広島県)
A3FC延岡AGATA
(全社枠2/宮崎県)
B3ヴェロスクロノス都農
(全社枠3/宮崎県)
C3ブリオベッカ浦安
(全社枠1/千葉県)
A4BTOPサンクくりやま
(北海道)
B4コバルトーレ女川
(東北/宮城県)
C4FC徳島
(四国/徳島県)

グループA

栃木刈谷延岡くりやま
栃木シティFC
(関東/栃木県)
全社連ロゴ(透過)△1-1○2-0○2-1752+32
FC刈谷
(東海/愛知県)
△1-1全社連ロゴ(透過)○4-2○2-1774+31
FC延岡AGATA
(全社枠2/宮崎県)
●0-2●2-4全社連ロゴ(透過)○2-1347-33
BTOPサンクくりやま
(北海道)
●1-2●1-2●1-2全社連ロゴ(透過)036-34

グループB

浅間沖縄都農女川
アルティスタ浅間
(北信越/長野県)
全社連ロゴ(透過)●0-6△2-2△1-1239-64
沖縄SV
(九州/沖縄県)
○6-0全社連ロゴ(透過)○3-0△0-0790+91
ヴェロスクロノス都農
(全社枠3/宮崎県)
△2-2●0-3全社連ロゴ(透過)○2-1446-22
コバルトーレ女川
(東北/宮城県)
△1-1△0-0●1-2全社連ロゴ(透過)223-13

グループC

和歌山福山浦安徳島
アルテリーヴォ和歌山
(関西/和歌山県)
全社連ロゴ(透過)●0-2●1-2○2-1335-23
福山シティFC
(中国/広島県)
○2-0全社連ロゴ(透過)●0-1○2-1642+22
ブリオベッカ浦安
(全社枠1/千葉県)
○2-1○1-0全社連ロゴ(透過)○2-1952+31
FC徳島
(四国/徳島県)
●1-2●1-2●1-2全社連ロゴ(透過)036-34

このように、一回目は各地域グループの一位+3つの全社枠の混合で3つのリーグに分かれて戦う。各リーグで優勝したクラブが決勝ラウンドに進む。これだけ聞くと普通に思えるが、すごいのは日程だ。なんと3日連続で行われるのだ。まあ、泊りがけになるから仕方ないね。

決勝ラウンド順位

チーム沖縄浦安栃木刈谷
沖縄SV
(沖縄県/Bグループ1位)
全社連ロゴ(透過)0-0--10002
ブリオベッカ浦安
(千葉県/Cグループ1位)
0-0全社連ロゴ(透過)--10002
栃木シティFC
(栃木県/グループ2位成績上位)
--全社連ロゴ(透過)2-0320+21
FC刈谷
(愛知県/Aグループ1位)
--0-2全社連ロゴ(透過)002-24

決勝ラウンドは3つだけ試合がある。ここで上位2つのクラブがJFLに昇格できる。

決勝ラウンド結果

GroupMNTimeTeamVSTeamVenueLive
11月23日(水)
第1試合1910:45沖縄SV0-0ブリオベッカ浦安熊谷陸上
第2試合2013:30栃木シティFC2-0FC刈谷熊谷陸上
11月25日(金)
第1試合2110:45沖縄SV-栃木シティFC熊谷陸上
第2試合2213:30ブリオベッカ浦安-FC刈谷熊谷陸上
11月27日(日)
第1試合2310:45沖縄SV-FC刈谷熊谷陸上
第2試合2413:30ブリオベッカ浦安-栃木シティFC熊谷陸上

なんと現在このリーグ戦が埼玉で行われている。Live放送もある。ワールドカップ開催中にひっそりと開催されるプレーオフ。この落差がサッカーの世界の面白さだ。

いわきFCみたいな例外もあるっちゃあるが、イングランドみたいに六部から成り上がってW杯も出るような選手が育つには、こんなレギュレーションではダメだということは言える。しかし、JFLも地域リーグもアマチュアで、財政的にもキツいのだろうな。しかも、「和歌山」や「沖縄」という県名のクラブがあることからも明らかだが、ヨーロッパのように町に根付いているクラブというわけでもない。

ヨーロッパのようにどんな小さな町にもサッカークラブがあるという感じだと、そこで生まれた人なら必ずその町のクラブのことを知っていて、もしサッカーをするならそのクラブと関わることになる。しかし、日本の地域クラブはその土地に存在するのではなく、人の集まりにすぎない。要するに、クラブハウスがない。そういう状態では地域のサポーターも生まれない。

実際、いま地域リーグからの成り上がりプレイをやっているのだけど、収入がほぼ0なわりには人件費がかかるので、まったくどうしようもない。なぜ破産しないのか不思議だ。

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