27節のあと、FAカップがあり、プレミアリーグのウェストブロムと対戦した。4-1-3-2に対しサイドハーフを置かない4-1-2-2-1で対したら、若手と新規加入選手が大活躍して3-2で勝ってしまった。特に、ローンで加入したばかりのVelikonjaが二得点をあげた。こいつ。
冬の移籍市場が開く前、大晦日に契約が切れる選手を狙っていたのだが取れなかった。というのも、賃金予算に余裕がなく、選手を売って予算に余裕を空けたら、その間にすでに狙っていた選手は契約更新してしまっていたからだ。諦めてFW一人とDMC一人をふたりともローンで獲得した。かなりいい選手が7月以降にボスマン移籍でタダでとれるので、わざわざ今季移籍金を支払ってまで選手を獲得することはない。いまの陣容にとくに穴がないからだ。ただし、FWに足の早いのがいなかったので、そこそこ足の早いVelikonjaをローンでとった。これはいい補強。
いま穴があるポジションのコマはローンで補い、似たような選手をボスマンでとる。この二段構え式補強が鉄板だ。そのため、一月ほど重要な月はほかにないことになる。ちなみに、足の早いFWを予約しておくのを忘れていたため、リザーブのキーパーBywaterを首にし、開いた予算で25歳のFWに入札しておいた。一月はたくさんのいい選手に予約を入れられるので、ついつい本来の目標を忘れてしまいがちだ。
コーナーで攻めの時、一人しかStay Backにしていなかったせいでピンチになることが多いので、二人「つねに後ろに待機」、一人を「必要なら待機」に設定。
28戦目のダービは、サイドハーフを置かない4-1-3-2できて、これがハマると強い。実際、こちらは4-2-3-1で攻めるものの、高速FWに裏を取られる、スルーパスに誰も反応できなくて失点、というケースで二度ほど負ける。どんなフォーメーションでもうまくいかないので、これは相手が悪いか、まだ有効なフォメを開発できていないせいだ。
諦めて、若手に経験をつませる捨て試合としてもう一回やり直すと、21分と31分にゴールを決めてこちらが2点とってしまう。あかん、これではまるでチートだ。というか、サッカーの試合なんてただの運だね。なんだか、試合をフルで見ていちいち細かい修正を適宜しているのが馬鹿らしくなった。
どうでもいいが、この試合自体はそのあと、2点をPKから失い、またこちらが一点追加するも、終了間際に同点に追いつかれて終了。
一応分析してみると、いままで主に使っていたレギュラー陣はAgilityが低い連中が多く、ボールをもらってモタモタして得点チャンスを失うことが異様に多かった。これに対して、今回出ていた連中は、シュート能力はないがAgilityはあり、そして技術もある。そのおかげで、得点チャンスにきちんと反応できてボールをつめることができている。前線の選手でAgilityが低いというのは、致命的な欠点だということを今回発見した。
大切なことなのでもう一度繰り返しておく。Agilityが低いと、うまくパスを回して崩しても、足元にボールをもらったらそのあともたもたするのでシュートできない。これに対し、Agilityが高くて技術があると、なんとかボールをつめることができる。要するに、Agilityが引くいくせにきれいなパスサッカーをやるというのは幻想だ。それより、ゴール前までどんな手段でもいいのでボールを持って行ったら、あとは素早さで反応してシュート。下位リーグの試合では、こちらのほうが現実的だということだ。実際、ゴール前でのこぼれ球なんかにきちんと反応できれば、毎回三点以上は取れるだろう。
得点を決めた三人はすべて20歳以下の選手だ。これは、スタメンをすべて期待の若手に切り替えたほうがよいというお告げなのか? 昇格争いに加われないのならそれでもいいのだが、この引き分けの結果、プレイオフ圏内にいる6位ダービーとの差は4ポイントのまま。十分ひっくり返せるだけに悩ましい。
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