2022年サッカーワールドカップアジア最終予選のオージーアウェイ戦において日本は後半85分から2点を入れて2-0で勝利した。最初の1点目は現川崎と元川崎の三人の選手の息が見事にあった連携で崩しての得点で、2点目は三苫のセンセーショナルなゴールだった。どちらも素晴らしいゴールだった。
が、このゴールが入るまでの試合展開がとても素晴らしいものだったと思う。というのも、この試合、前半は攻めに急いでカウンターを食らったりとオープンな展開でひやひやしたのだが、後半は入りから落ち着いていてボールを急がずに保持して回して、最後の10分でとどめを刺すという、試合展開を読み切った戦い方だったからだ。
これまで、日本代表は大一番になればなるほど、試合展開を読めない無茶苦茶な攻め方をして、先制はしても最後は逆転されて負けるという試合が多かった。ドーハの悲劇のとき、2006年W杯の悪夢のオーストラリア戦、いつだったかのコンフェデのイタリア戦、そして2018年のW杯のベルギー戦、どれもいつ攻めるか、いつボールを保持するかの判断と意思統一ができなくて負けた試合だったと思う。
それが今回の試合では、前半こそいつもの悪いくセが出てバランスの取れていない変な試合をしていたが(この試合日本は引き分けでもOKだったのに)、後半は見事に修正してきて、最後に三苫で倒すという戦い方ができた。
じつは、オージーが後半バテるというのは事前情報として出ていた。
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