古典のフォメなので、対策もリアルで考えられている。3-5-2である。
ツートップをスリーバックで見て、トップ下を置くこの戦術は、4-4-2フラットにできる「間」を使って中央突破しようという発想から来ている。実際、ゲームでもこの3-5-2は4-4-2に対してハメ的な効果を発揮する。こちらのAMCが相手のバイタルでフリーになれるので、その時点で勝ち確定なのだ。
実戦のレポートはこちら。
ちなみに、3-5-2は、このウィングを置く前のめり4-4-2に対しては通用しない。実際、高い位置をとる相手のウィングにスリーバックで対応できず、大量失点したことがある。これに対処するには、3-5-2のサイドハーフをウィングバックの位置に下げるか、それか普通に4-2-3-1でいい。やってみたところ、4-2-3-1で普通に勝てた。
☆追記 2017年11月18日
FM2016におけるマッチエンジンの大改革により、4-4-2フラットに対して3-5-2で挑むのはあまり効果がなくなった。どころか、逆にカモにされる。
理由はこうだ。FM16以降では、サイドより中央のケアを選手が優先するようになった。このせいで、たとえサイドの選手でも中央に絞って守備をするようになった。逆に、サイドは開くので、サイドからのクロスが有利になった。
このため、4バックの時でも中央に絞るので、FM15以前の3バック時のように中央に人数をかけて守るようになっている。そのため、相対的に3バックの優位性がなくなった。逆に、FM16以降では3バックだと深いサイドを誰もケアしなくなる。味方のサイドハーフは位置が高すぎて敵のサイドハーフに寄せるのが遅くなる。つまり、FM2016以降3バックはリスクが大きくなった。FM16以降はクロスに対してやけに弱いので、特にだ。
なので、4-4-2に対しては4-2-3-1でよい。
☆再追記 2020年
とはいえ、こちらがずっと攻めることができる場合は4-4-2に対し3-5-2で戦うというのはFM16以降も有効である。守備のときにサイドのケアが甘いといっても、守備をしないほど攻めているのなら何も問題はない。
しかし、相手が攻めだしたときにポロっと失点してしまうのも3-5-2だ。攻めるにはいいが守るのは難しい。さて、どうするか。
そこで、3-5-2のこういう使い方がある。相手4-4-2に対しはじめは4-2-3-1で挑む。0-0の後半で相手が疲れてきたときや、一点相手に先に入れられたときに3-5-2にチェンジして攻める。
とはいえ、相手ウィングが深い位置を取ったときに不利なのは変わりがないので、同点にしたら4バックに戻したほうがよい。3バックにしてせめて一点返したあと、さらに逆転狙っているときに、サイドから攻められて失点というのはあるあるである。
もうひとつ。
相手が先行した状態で、4-4-2に対し3-5-2にした。するとまた一点取られた。ああ、どうしよう。どこかのクソブログの意見を真に受けて3バックになんてするんじゃあなかった。さっさと4バックに戻そう。こんな風に考えたあなたは負けパターンに入り込んでいる。1つ試してだめだったらすぐまたもとに戻す。そんなふうではいつまでたって前進しない。上記3-5-2にしてさらに点を奪われた時のフォメはこれだ。
DMCをMCに、MLMRをAMLAMRに一列づつあげる。さらに、ロングボール多用、ハイプレス、アーリークロスなどの指示を出す。要するに、もっと攻めろ状態である。
このフォメを途中から採用して引き分けに持ち込んだのがこの試合。青のStockportがプレイヤーのクラブね。まず、相手4-4-2に対し3-5-2で挑んで72分で1-3となる。ここで上の超攻撃的フォメに変更。するとさっそく74分に一点返し、インジャリータイムにさらにもう一点返した。相手に追加点決められそうにもなったが、なんとかしのいで、同点にした。
FMでは、相手に先制されてからが監督の仕事である。選手は指示通りに動いてくれる。監督の腕次第で試合はいくらでも変わるのがFMというゲームだ。
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