やはり気のせいではなかった。今年のユーロはかつてなく低調だ。実際、昨日のスコットランドとイングランドの試合が、イングランドは枠内シュート1本だったと批判を浴びている。せっかく観客を入れた試合で正直これはひどい。飯田圭織の伝説のバスツアーみたいにひどい。
もともとこの大会はレギュレーションに問題がある。全24チーム出場なので、ノックアウトランドに16チームすすめることになる。1グループは4チームあるので、上位2チーム以上がラウンド16に出場できてしまうのだ。これではグループリーグは足切りくらいの意味しかないので、試合の本気度は低くなる。実際低調が試合が多く、グループリーグは見ないで26日からはじまるラウンド16から見始めるというのでもいいのではないかと思わせるほどだ。
私がはじめてユーロを見た2008年のユーロなんかはテンションが高くて、選手の一つ一つの動作に驚嘆したものだった。今大会にはそれがない。これは、私がサッカーを見慣れたせいで、いちいち感動しなくなったからかと思ったがやはりそうではなかった。若い人でもこの大会を見てサッカーってすげえとはならいと思う。
WOWOWの実況も解説もこの大会つまんねーとは思っているだろうが口には出せない。とにかく、グループステージの重要度が低いことには盛り上がらない。これと同じ問題が出場枠が48に拡大されるという話の2026年W杯でも起きるだろう。ノックアウトランドに32チームが出場できるわけだから、24+8チームがラウンド32に出場できるわけだ。試合数も多くなるので、選手層の厚い国ほど有利になって番狂わせが起きにくくもなる。地域予選も重要度が低くなるので熱量が下がる。
あ、でもせっく入ったWOWOWのウェブオンデマンドで20-21EUFAチャンピオンズリーグの試合が見られるから見ておこうかな。これDAZNで放送されなかったから見てないんだよね。