もちろん、好きなフォメがあってそれでプレイしたいという人はそうすればいい。ここで紹介するのは単純にこうすれば最も勝率が高くなる方法だ。ちなみに、これはワタシの考えではなく、プレイ経験から絶対的に正しいものと言っていい。
さて、相手にどう合わせるか。
これについては、以前書いた記事をそのまま引用する。
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フォメを選ぶ際には、相手のDCの数(DFの数ではない、セントラルDFの数のこと)、FW(前線の数のことではなく、中央のFWのこと)の数を見て、こちらのDCとFWの数を決めなければならない。
まずは、こちらのDCの数を、相手FWの数に合わせて決める。
相手FWが1ならこちらのDC2枚、FW2人ならDC3枚とする。より詳しく言うと、相手FW一人のときは、こちらはDC二人+FB二人を置く。相手FWが二人の場合は、こちらのDC三人にする。
(こんな具合に必ず一人DCを余らせる。赤が自チーム)
DCは相手FWに対して必ず一人余らせる、これがセオリーで、相手FWが一人の時も二人の時もそうなるように配置する。相手FWが一人のときは、DC三枚置いても無駄なので二人でいい。相手FWが二人のときは、DC三枚置かないときちんと守りきれない。それどころか、相手FWが二人でこちらのDCが二人だと、DC二人に常にプレスがかかる状態になるので、最終ラインでのパス回しを奪われてしまう。
相手FWが二枚のときはスリーバック、それ以外はDC二枚のフォーバックとおぼえておいていい。つまり、スリーバックは相手FW二枚という珍しいときのみ使えばよくて、あとはスタンダードなフォーバックでいい。
これでDC、さらにはDFの枚数は決まった。次はFWの枚数を決める。
こちらのFWの数は、相手DCの数に合わせて決める。相手DCが2枚ならこちらのFW2人、敵DC3枚に対しこちらのFW1人となるようにする。
(相手DCが三枚の場合、こちらのFWは一人にする)
つまり、相手がスリーバックのときはFWを1人だけにする。
(相手DCが2枚の場合、こちらのCFWは2人にする)
相手がフォーバックのとき、こちらのFWを2人おく。
これは要するに、自分がやられて嫌なことを相手にするようにすればいいというだけの話だ。
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はい、これで終わり。
実際に採用するフォメは以下の3つでどんなフォメ相手にも対応できる
4-2-3-1
3-5-2
4-1-2-1-2
このうちのどれかを、先に言ったことを念頭に相手のフォメに合わせて選べばいいだけ。
具体的にはどうかということもちょろっとだけ書いておく。
先に言ったように相手CFWが二人の場合スリーバックの3-5-2。場合によっては3-6-1にする。3-5-2は4-4-2対策でよく使う。
ドイツ風の、DMCではなくてMC二枚置くタイプの4-2-3-1に対しては4-1-2-1-2。これについては以前書いておいた。二年前の記事だが十年後もきっと通用する。
それ以外は4-2-3-1。これはいま世界で一番使われているだけあって、バランスがよい。相手がCFW三枚並べてきた時もこれ。一枚のときもこれ。相手に退場が出て相手のCFWいないときもこれ。ほかの2つはじつは特定のフォメに対するハメなのに対し、4-2-3-1は汎用タイプとおぼえておこう。とにかく、好みがあってほかの2つのフォメを違うのに選んだとしても、この4-2-3-1を選択肢にいれておかないというのはありえない。
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さて、このフォメ選択は、何度も言っているように、相手CFWに対し一人DCを余らせる、というのを大前提にしている。これを選ぶ利点はすでに言ったように、バックラインでのパス回しが楽になるということと、守備で一人余らしておくと一人サポートに回せる、ということからだ。
が、戦術によってはバックラインでパスを回さないというのもありえる。GKにロングボールを蹴らす戦術の場合、最終ラインでボール回す必要がない。FM2014くらいから、GKのロングキックがけっこう有効になったので、これもありだ。なのでこの点で上に言ったフォメを取る利点は薄れた。
さらに、DCを一人余らせることの利点だが、これも考え方によってはない。試合見ていればわかるが、DC一人多いせいでマークが微妙にずれ、相手FWを決定的な場面でフリーにさせるというアホなことをFMの選手はよくする。それなら、はじめから相手CFWの数をこちらのDCの数と合わせる、という選択肢もありだ。実際、DCの能力が高い場合はそれでもいい。
逆に言えば、DC一人余らす場合は、その余らせた一人にプレスをさせたほうがいいかもしれない。プレスさせないとどうせ相手のボールを奪いにいかないのだから、DC一人余らしている利点を活かしてガンガンプレスさせてもいい。DC一人ひとりの能力が低い場合、プレス戦術はより生きるはず。とくにDCの体力はあまり気味なのだから、使っていってもいい。ただ、プレスさせるのは一人だけにしておかないと、ボール持っていない選手をどフリーにさせてしまうので注意。つまり、DCがプレスに行くのはスリーバックのときだけにしておいた方がいい。
まあ要するに、これ以外のフォメ選択であっても、選手の能力に合わせたフォメと戦術を取れば問題ないということだ。
だがそれでも、一応上のことを頭に入れておくと、試合中の相手のフォメ変更に対しても対処しやすくなる。
たとえば4-4-2から4-3-3に相手が変更してきた場合は、こちらも3-5-2から4-2-3-1に変更した方がいい。相手のフォメ変更は別にこちらの弱点をついてくるというようなものではないのだが(相手のマネージャーの戦術理解度が高い場合をのぞく)、一対一ディフェンスする場合をのぞいてこちらのDCが一人余るようなフォメに変えた方が無難だ。
よく自分チームでしがちなのが3-5-2⇔4-2-3-1のチェンジなので、サイドハーフやウイングの選手にはAMCやFWもできるようにしておいがいい。同じように、DCにもDMCやサイドバックもできるようにしておくほうがいい。でないと、フォメチェンジで交代二枚とかきらないといけなくなる。
フォメについては以上。これ以外の細かい戦術についてはその2で述べる。
以前書いた記事では、FWのマンマーク設定についても書いていた。しかし、FM2014あたりからあんまりそこんとこ気にしなくても守備してくれるようになったと思う。でも、もしかしたらそれが気のせいということもあるので、一応前に書いたものを引用しておく。
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さて、こうしてフォメは決まったが、それだけでは十分ではない。守備に割く人数は、フォメとは別に考える必要がある。
サッカーは1チーム11人ピッチにいる競技だが、一人はキーパーだ。守備はキーパーを除いたフィールドプレイヤー10人のうち、9人でする。つまり、FW一人だけ守備をせずに、前線で待機するわけだ。これは、相手の攻撃参加選手の数を考慮してのことだ。相手もDCが後ろに待機するので、攻撃に参加してくる相手選手は、相手のDCが二枚の場合、最大で8人だ。相手のDC三枚の場合は7人。こちらのDCはつねに相手FWに対し一人余らせているので、攻撃してくる相手の選手につけるマークの人数は(相手選手の人数-1)となる。つまり、こちら9人で守備をするということは、攻撃に参加してくる相手の選手最大8人全員に対してマークをつけられることを意味する。相手がフォーバックのときは、相手のフルバック二人も攻撃参加してくるので、同時に最大8人攻撃に参加してくる。相手がスリーバックのときにはその3人以外の7人が攻撃に参加してくる。どちらの場合も、9人で守備すれば守備の数は足りる。
(青相手スリーバックのときの布陣例。守備を、枠内の赤9人でする)
相手がスリーバックのときはこちらワントップなので、ワントップのみを前線に残し9人で守る。すると、守備の際、こちらが2人多い。
(FW二枚置くときは、一人守備に回さないと数的不利になる)
相手がフォーバックのときはこちらFW二人にするのだが、この場合一人を守備に回さなければならない。相手は8人攻撃参加してくるので、FWが守備に参加しなければ数で負けてしまう。守備の際に数で不利だと、ほぼ確実にどフリーな選手(たいていの場合サイドバックの選手)をゴール前に作ってしまい、失点してしまう。守備に回すのをFW二人にして、AMCを前線に残すのでもいい。
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