いやーすごい動画を見てしまった。これだ。
中国戦で前半日本がうまくいっていなかった理由と、三点目の理由がものすごくわかりやすく解説されている。
中国は4-4-2ダイヤモンドの中央密集陣形をしいてきていて、これを崩すにはサイドチェンジの繰り返ししかない。前半はこれができなくて、後半はこれができた。対して日本は3-5-2、あるいは5-3-2の陣形で、サイドの戻りが弱いのと、プレスかディレイかの選択場面で必ずプレスに行ってしまい失敗してしまう、こういう弱点があったということ。
4-4-2ダイヤモンドはサイドの守りに弱点があるが、スライドすることでそこをカバーできる。あるいはむしろ的確なスライドによってサイドを狩り場にできてしまう。そういう解説だった。今まで4-4-2ダイヤモンド陣形をうまく使えた試しがなかったのは、そういうことを理解していなかったからだったのかと、目からウロコが落ちた。いやーフォーメーションの利点をこれほど完璧に解説できる人がいるなんて、ほんとうに脱帽だ。もう長い間放置しているが、もともとこのブログはフォーメーションをうまく使いこなすための忘備録としてはじめたものだった。今でもフォーメーションに関しては人より思い入れがある。そんな私には、こういう動画解説は大好物なのである。しかし、この試合わかる人にはこんなにフォーメーションが大活躍した試合だったのに、そこんとこ触れている人は皆無だったな。レオザ含めて。
で、思うに、中国側はこのフォーメーションの利点をちゃんと理解して、ピッチも狭くしてきているし、選手も対応できている。ものすごく高度な、というわけでもないかもしれないが、戦術的によく練られている。監督が相当優秀なのだと思う。対して日本は監督が優秀かどうかはわからないが、選手は間違いなく相当優秀だった。
このGOATというYoutubeチャンネルは4年前から活動していて、日本代表戦は必ずピックアップしている。これからも注目していきたい。
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