サッカーキングの動画でバルセロナの戦術が解説されている。
ブスケツがCDのところに降りてきてボール回しをするのではなくて、そこをあえて中盤で一人にして、マークされても代わりにサイドバックが端にいるので、そっちにボール回すビルドアップをしているという話だった。
実際の試合を見ても確かにサイドバックがぎりぎりの端のところにいるのがわかると思う。白がバルサね。
カディス戦のキャプチャ。DAZNからはどんな手段をとってもキャプチャできなくなっていたので、Youtubeからキャプチャした。
ちなみに、解説の河村さんによると、アロンソやクンデだと中に入る動きをするとのことで、バルサも選手によってはサイドバックの動きが違ってくるらしい。さすがヒジョーにマニアックな視点だ。
さて、話を戻すと、DMC一人のフォーメーションってどうしても守備が弱くなるし、ボール回しも難しいので、4-3-3を私はFMでは採用しないのだが、バルサの戦術を知って、なるほどこうやればいいのか、と目から鱗だった。というのはまあ嘘で、実際にこれをFMで再現するのは難しいと思う。
実はバルサのサイドがぎりぎりまで開くというのは、とくに新しいことではない。少なくともベップバルサの時代から、バルサの極端なサイド開きは有名だった。そこんところは、バルサの戦術の核として受け継がれているのだと思う。
まあこんなことは、サッカーマニアにとっては特に目新しい話ではないかもしれない。しかし、これはちょっとサッカーのフォーメーションを語る際に重要なことなので、あえて触れておいた。
というのも、サッカーのフォーメーションにおいて、重要なのはたしかに選手の配置だが、それ以上に、もしからしたら、配置の広さというのが重要な要素なのかもしれないからだ。
守備においてはたとえば3バックで守るとき、狭く守るとサイドががらがらになるし、広く守ると中央にスペースが生まれすぎるかもしれない。これは、相手に応じて変えないといけない。
4バックのときの守備は狭くとても広くてもそう代わりはないが、広いときと狭いときではボール回しが全然違ってくる。そういう違い。
最近のFMでは、守備と攻撃それぞれについて、幅の広さを決めることができるようになった。細かいことだけど、これが結果に影響するような違いが生まれることもある。